
意見が町の中を回っていく。何万人も何十万人もいるようなところじゃないんで、どこどこのだれそれがこういうことを言っているよと言えば、もうそれで通じちゃいますから、だから本当に何人か育っていただく、それを核にして、その人たちに将来うちの事業展開の中心に入ってもらうということで考えています。 まずうちでやれるものであるかどうか、公演にしてもやれるものについてはなるべく呼びたいと思うんですけれども、大歌舞伎なんかは到底うちの小さい小屋で呼べるわけもなしということで、それについてはもう東京までツアーを組んで観にいこうということを始めまして、来年もあれ観たいとかこれ観たいとか言っています。これは住民に限ったわけじゃなくて、近隣市町村を含めて、とにかく施設をご利用いただける方を皆さん同一視いたしております。地元なのに何で優先してチケットが買えないとか怒られるんですけれども、町外から20分もかけて朝早く仕事を休んでチケットを買いに来ていただく方も非常に重要です。別段広域圏の活動ということは全然意識していないんですけれども、結果的にそういうことになる。ただ、これはあくまでも行政的な広域圏じゃなく、ホールの仕事の範囲の中での広域圏というふうになろうかと思います。 積極的に町外の方で興味を持ってくださる方を、ホールメイトなんかそうなんですが、うちのホールメイトは地元の方が入っても何1つメリットがないという組織なんですよ。町外の方でないとメリットがないと、そういう組織をつくります。ただ、これはある意味でチケットを売りたいがためです。町外の方にも新聞告知とか折り込みとか、大きな町でやりますとえらい金額がかかりますし、どれだけの人がくるか全然わからないわけですし、まだ多少なりとも興味を持ってくださる方にダイレクトメールをお送りする方が有効だということもあって、会費などは一切要らない、そのかわり大きなメリットもない、多少のメリットしかないという方で町外で今500人ぐらいお入りをいただいています。 今年から、名前だけは仰々しいんですが、夢舞台制作事業。これも将来にわたっての伏線になっていくんですが、個人でもグループでも、実行委員会でも既存のサークルでも結構です。自分たちでプロの舞台を招聘するものに関しては1本当たり150万までお金を出そうよという補助システムです。とはいっても、そういうことをやったことがない方がほとんどですから、どことどう交渉して出てきた見積もりがまともなものかどうかもわからない。ですから、そういうこと等が、舞台回りに関してはできる限りうちの方でサポートしますし、手をつないではやらないですが、後押しをします。でも、まだ早いんじゃないですかという意見もあるんですが、今年とりあえずこれを立ててみたんですが、やっぱり
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